湿っぽこと の例文

鬱々たる・陰々滅々・欝欝たる・鬱鬱たる・暗然たる・鬱陶しげ・うっとうしい 等の意味を持つ「湿っぽこと」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→湿っぽい

「湿っぽこと」の書籍での例文

虫の入った木のように、ポトポトと音のする湿っぽい匂いのするものは悪いかつおぶし。
丁度あの日は、嫌に湿っぽい、とても陰気なお天気でございました。
びしゃびしゃ……水だらけの湿っぽい井戸端を、草履か、跣足か、沈んで踏んで、陰気に手水鉢の柱に縋って、そこで息を吐く、肩を一つ揺ったが、敷石の上へ、蹌踉々々。
そして、湿っぽい林道の両側には熊笹の藪が高くなり、熊笹の間からは闊葉樹が群立して原生樹林帯はしだいに奥暗くなっていった。
その時、湿っぽい風が吹いてきて、夏ながらぞっとするような感じを喚び起こしました。
その上に、ここは私が前に見たよりも荒涼陰惨というべき場所で、両側には峨峨たる湿っぽい岩石ばかりがあらゆる景色をさえぎって、わずかに大空を仰ぎ観るのである。
五重の塔は湿っぽい暁の靄につつまれて、鳩の群れもまだ豆を拾いには降りて来なかった。
日光の射さない、湿っぽい木蔭に、霧にぬれている姿は、道ばたの石の間から、伸び出て咲いている雪のような梅鉢草の花と共に、何となく深山の情趣を漂わせます。
部屋へ引返して雨仕度をして出ると、近所の家々の軒にかけられた国旗が湿っぽい夜風にゆるく靡いている。

「湿っぽこと」のオンラインでの例文

「湿っぽこと」の現代の例文は見つかりませんでした

「湿っぽこと」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

うっとうしこと遣る瀬無こともの淋しこと憂こと侘しこと物寂しこと物憂こと重苦しこと物淋しこと心悲しこと陰気臭こと重ことうら悲しこと寒寒しことしめっぽこと物悲しこともの寂しこと重たこと鬱陶しこと暗こといぶせことやるせなこと辛気臭こと寒々しこと

「湿っぽこと」の関連語句

濡れていること

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