此処には色と線とに対する
無量にデリケートな官能がある。
されど、実体の両面たる物質と勢力とが構成し、仮現する千差万別・
無量無限の形体にいたっては、常住なものはけっしてない。
『腕を組んで車に揺られて行く老人の後ろ影を見送つて、僕は
無量の感慨に打たれた』
イヱスの道徳は其平々坦々たるところに
無量の深味あるが故に尊きなれ。
平和家泣を啜つて曰く、往昔の日本は実に
無量の罪悪を犯せり、われ幸にして、当時貴邦に遊ばず、若し遊びしならば、我は為に懊悩して死せしならむと。
元始天尊は靈寳
無量度人上品妙經六十一卷にあらはれて來るもので、龍漢の初、天地始めて分れた時に、天尊が此經を撰したとある。