今は
王子権現の辺、西新井の大師、川崎大師、雑司ヶ谷等にもあり、亀戸天満宮門前に二軒ほど製作せし家ありしが、震災後これもありやなしや不知。
行手には
王子辺の工場の太い煙突がはるかに薄ぐもつた空にそびえて立ちその下にぼかした様な町の遠景が横長に見える。
あしたにも早速両陛下に、——今しがた聞いた所によれば、
王子は生憎水浴中に鰐に食はれてしまつたさうである。
英帝皇后ご同列の米大州ご訪問や、アラビアオーマン国の
王子ご新婚などに併せ……ともあれ、スペースを食った大物記事の一つ。
この川舟楫の利便は具へざれども、滝の川村金剛寺の下を流れて後、
王子の抄紙場のために幾許かの功を為して荒川に入るなり。
如来は摩迦陀国の
王子であり、如来の弟子たちもたいていは身分の高い人々である。
すると「
王子の叔母さん」と云う或遠縁のお婆さんが一人「ほんとうに御感心でございますね」と言った。