ことにこれが為に社会から
畏敬せられ、生活の安泰を保障される様なことであってみれば、どこまでもこれを子孫に相続させたくなる。
只、その間、首くくりの力學には、始め滑稽を感じ、後學校で本物の力學を勉強するやうになつて
畏敬と化した。
私は座談会に出席して一言も喋らないような人を
畏敬しているのである。
前号には
畏敬する直木三十五氏の「ロボツトとベツドの重量」というのが出た。
(本論は次号にうつりて、我が
畏敬する天知子と愛山生の両兄によりて評論界を騒がしたる「遊侠」の問題に入り、更に「粋」といふ題目に進みて卑見を吐露すべし。
天下の衆生をして悉く愛山生の如き史論家ならしめば、当時の社会を知るの要を重んじて、京山をも、西鶴をも、最上乗の作家として
畏敬するなるべし。
われは桃青を俳道の偉人として尊敬すると共に、馬琴を文界の巨人として
畏敬せざるを得ず。
何小仙は指先で寶兒の脈を執ったが、爪先が長さ四寸にも余っていたので、彼女は内心
畏敬して寶兒は助かるに違いないと思った。