いわゆる旧派の日本画はもう形式になり終って、その型になり切った美術的要素には新らしい日本の心を
盛る力がない。
われ/\は此内容を
盛るに最適切な形式を、各時代の語彙の中から求め出さうと思ふのである。
此際、内蔵寮から上社・下社へ、阿礼の料として、五色の帛六疋、阿礼を
盛る筥八合並びに、布の綱十二条を作る料として、調布一丈四尺を出す(内蔵式)ことになつてゐる。
だから、今日の神道の内容を
盛る語ではない、と信ずるので、近来、尠くとも私だけは、神道といふ語を使はない事にしてゐる。
本書を編むにあたって、私は、「まえがき」に述べたような精神と内容を
盛るために、特にその題目と執筆者の人選に意をくばった。
興行場の再開に当り、災害の程度と、秩序の恢復程度に応じ、興行法にも自ら適切な工夫を
盛るべきであり、演し物についても一応の稽古ぐらゐしておくのが当然である。
独自な魂を
盛るべき普遍にして至高な形式を発見し得ないのである。
一、標準語は、文法的には正しいかも知れぬが、元来、「活きた言葉」として、自然な感情を
盛るに適しない。
爾来庭は春になると、見慣れた松や柳の間に、桃だの杏だの李だの、雑色の花を
盛るやうになつた。