且、文庫屡ば御寄贈を辱うし奉謝候貴兄の批評は大に愛読いたし居候益々御尽力あらんことを
祈り申候例の乱筆御ゆるしを乞うの外なく候不一
そんなものはございません、と云ったが、少し考えてから、老婢を近処の知合の大工さんのところへ遣って、巧く
祈り出して来た。
わたしはある男の魂のために、「みさ」の御
祈りを願いに来たのです。
当時海外折衝の要地であった長崎港を間近に控えた島原天草の地には勿論、苫屋苫屋の朝夕に、密かな
祈りがなされ、ひそかに十字が切られた。
老婦人は、この部屋の様子について、もう何もかも言い尽くしてしまったので、青年の幸福を
祈りながら出て行った。
その為にも「お隣の先生」の御寿命のいや長に長からんことを
祈り奉る。
然れば澄見の下がり候後は「まりや」様の画像の前に、凡そ一刻に一度づつは「おらつしよ」と申すおん
祈りを一心にお捧げ遊ばされ候。
たとへ宗教心のない人でも、かう云ふ平和の俯瞰景を眺めたら、何かに
祈りたいといふ氣を起すに相違ない。
ひとり新思潮のためのみならず、日本のためにも、そういう人たちの多くなることを
祈りたい。