時の副将車、紀飯麻呂この地に到り、
祭壇を設けて紀氏の祖を祀りしに創れりと伝ふ。
この心から城壁も、
祭壇も、神像も、殿堂も、石で作られた。
彼はその
祭壇の後に、じっと頭を垂れたまま、熱心にこう云う祈祷を凝らした。
紺碧に暮れていく空の下の
祭壇に、ろうそくをともして、祈りを捧げているようにも見られたのです。
このドルメンが、天神地祇をまつる
祭壇であるか、それともたれか貴人を葬つた墓標であるか、まだ断定されてゐない。
この舞台こそ、亡き先生の御魂の眠る永遠の
祭壇であります。
無心の勢力萬物の種は、
祭壇に捧ぐる如く、汝を奉ぜむ。
してみれば、カメリヤの女皇に身をささげ、その
祭壇から流れ出る暖かい同情の流れを、心ゆくばかり楽しんでもよいではないか。