「ここに鼬の係蹄が仕掛けてあるよ」「あれが鵯を捉える
羽子だ」そして、「茸を生やす木」などと島吉が指さすのを見ながら、これが東京とは思えなかった。
と支那人が大きなかけ声をしますと、美代子さんは
羽子と
羽子板ごと影も形も見えなくなってしまいました。
昨日、花子さんが私の生まれ代りの
羽子のムクロジにあたたかい息を何べんもはきかけて下さいましたので、二千年も昔に生き返る事が出来たのです。
道理で、そこらの地内や横町へ入つても、つきとほしの笄で、褄を取つて、
羽子を突いて居るのが、聲も掛けはしなかつた。