天狗、狗賓が棲む、巨樹、大木は、その幹の
肢、枝の交叉の一所、氈を伸べ、床を磨いたごとく、清く滑かである。
肢翅なればお尻の針も、充分に人を刺すだけの力が備わっている。
頸や
肢は哀れに痩てゐるが、腹だけは何つも大きく瓶のやうにふくらんでゐた。
湯気のふき出ている裸にざあッと水が降り掛って、ピチピチと弾み切った
肢態が妖しく顫えながら、すくッと立った。
湯気のふきでている裸にざあッと水が降りかかって、ピチピチと弾みきった
肢態が妖しく顫えながら、すくッと立った。
そしてまた帰つて来た時に、私は彼が
肢の間に何かをかかへこんでゐるのを見た。