胎児の位置は正常で、分娩そのものに危険はありませんでしたが、
肺結核は明かに進行性のものでありました。
一番愚劣なことは、
肺結核といふ病名におびえ、絶望的となり、わざわざ無軌道な生活を営むことによつて、徒らに生命を短くすることである。
国民保健、とくに
肺結核の対策については、なるほど厚生省といふやうな役所はできたが、全国の医療機関がそのために実質的に整へられた風もない。
それは舅の
肺結核に感染するのを怖れる為でもあり、又一つには息の匂を不快に思う為でもあった。
それは一つには姉も弟も
肺結核に罹っていたためであろう。
消防組頭、郡農会長、村農会長……それだけでは三人の子供ら——長男は賭博の常習犯、次男は軟派の不良、三男は
肺結核——の小遣銭まではとても廻らない。