然うだ、死んだと言へば、生死の分らなかつた、お前の無事な顔を見た嬉しさに、張詰めた気が弛んで
落胆して、其つ切に成つたんだ。
手応えなく返答がないのは概ね恋文の宿命であるから
落胆はしない。
「しかし、君の旅情を慰めるためには別アツライの席が設けてあるから、
落胆しないでくれたまえ。
彼氏の賭場に於ける亢奮
落胆が忍ばれるようであった。
でも、彼は
落胆しないで何処かに「正義の国」があることを信じて、そこへ行こうとしていた。
僕はT君と同じボックスにタキシイドの胸を並べながら、
落胆しない訣には行かなかった。
しかし彼はそのたびに
落胆を繰り返させられるばかりだった。