山の声は甲高い馬子や一行の話声と小鳥のやさしい
語らいと、時々人気に驚いて熊笹をゆすって逃げ去る兎くらいのものでまったく閑寂そのものである。
ところでだ、同好の士を
語らい、これを料亭へ持ち込んで、多勢して試食してみようではないか、という豪勢な次第となった。
それから、二人は、小屋の中でむつまじく
語らいました。
げにこの天をまなざしうとく望みて永久の希望
語らいし少女と若者とは幸いなりき。
輪を囘して遊んでいる子供を連れたり、男と何やら
語らいながら、足どりもゆるやかに散歩路の砂のうえを歩いてゆく女の姿が、そこにもここにも見えた。