めいめいは、さうして、その日から、宣撫斑の指図に従つて、応分の
賃銀を稼ぐことができるのである。
そうかといって、醤油屋の労働者になっても、仕事がえらくて、
賃銀は少なかった。
主人は、杜氏が去ったあとで、毎月労働者の
賃銀の中から、総額の五分ずつ貯金をさして、自分が預っている金が与助の分も四十円近くたまっていることに思い及んでいた。
工場や、農村に残っている同志や親爺には、工場主の
賃銀の値下げがある。
反織の方は織
賃銀何円に付いて何反織ると云う約定で、凡て其の織る人の熟不熟、又勤惰によって定め置くものでござります。