誰か僕の為に自獣樽を発し一杓の酒を
賜ふものはないか? 少くとも僕の僻見に左袒し、僻見の権威を樹立する為に一臂の力を仮すものはないか?
私は、それ故に、敢て此の脚本は、結局、畑中、伊沢両君が、何等かの意味に於て私に与へてくれた霊感の
賜であると云ひたいのである。
微々たる力ではあつたが、これはまさに、久しきに亘る新劇運動の
賜である。
これがこの劇団の仕事として、最も意義あるものの一つになり得たことは、決して偶然ではないので、結局は、よき協力者の
賜である。
天の
賜——反對潮流——私は黒奴、少年は炭團屋の忰——おや/\變な味になりました——またも斷食
処が、之が皆わが井師の
賜であるのだから、私には全く感謝の言葉が無いのであります。
一、有材の公卿・諸侯及天下の人材を顧問に備へ、官爵を
賜ひ、宜しく従来有名無実の官を除くべき事。
和の宮様御下向の時、名を
賜はつたと云ふ石燈籠も、やはり年々に拡がり勝ちな山吹の中に立つてゐた。
はぐくみ參らす三度のものも、殿の御扶持を
賜はりて、鶴が虚空を運びしかば、今は憂慮ふ事なし? とて、年月を經る夜毎々々、殿は美しき夢見ておはしぬ。