速記の原稿を読んでみると酔っ払うと却って嘘をついているもので、おかしかった。
昭和十五年五月二十九日京都義方会に於ける講演
速記で同年八月若干追補した。
さて、議長は誰であつたか、これがわからぬのは甚だ遺憾であるが、手許には
速記録の抜萃だけしかないので、致し方がない。
牧子 タイプライタアは邦文の方だけですけれど、
速記も序に習ひましたし……。
速記の活版本で多寡をくくっていた私は、平気で威張って出て行った。
圓朝などでも、書物を見ると、戲作者氣どりが鼻につくし、
速記物を讀むと、水際立つた所のないうぢやけた物だ。