諸公の便宜たるを信ずるは諸公の
随意に任ずるも可なり。
その仮声使、料理屋の門に立ち
随意に仮色を使って帰る。
甲に拠るか、乙を探るか、時代の先後によるか、その採択に迷う場合もしばしばあったが、それは編者が
随意に按排することにした。
たとい原本に小標題があっても、それが判りかねるものや、面白くないと思われるものは、わたしが
随意に変更したのもある。
自分の興味からさやうに或る方面を抽象するのは
随意である。
「それはご
随意に」と、相手はやや熱したように、その顔を紅くして言った。
「そういう手前こそ何者じゃ! 厳寒であろうと深夜であろうと、用事あればどこへ参ろうと
随意じゃ! 他人を咎めるに先立って自ら身分を宣らっしゃい!」
それは必ずしも大努力を払ったものばかりとも限らず、絹本もあったり紙本もあったり、形なども一様でなく、
随意に自由にある方がよいと思います。
草の庵でも、コンクリート建築の築地本願寺でも、アパートの三階でも信仰の身をおくことは
随意である。