隔て の例文

隔て の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「隔て」の書籍での例文

ここへ、台所と居間の隔てを開け、茶菓子を運んで、二階から下りたお源という、小柄の可い島田の女中が、逆上せたような顔色で、
ちょうど街路を一つ隔てた向かい側に、同じような百貨店の大建築が出来上がり、その開店大売出しが今日だというので、こっちでも負けずに客を取ろうというのであった。
雨が降っても、風が吹いても、川一つ隔てた藪や林は、心細い響を立て易かった。
それから幾千年かを隔てた後、この魂は無数の流転を閲して、また生を人間に託さなければならなくなった。
蜘蛛は糸の敷物の下に、いつの間にか蠢き出した、新らしい生命を感ずると、おもむろに弱った脚を運んで、母と子とを隔てている嚢の天井を噛み切った。
正面は隅田川を隔てて向う河岸をみたる遠見、岸には葉桜の立木。
荒雄川の急流を隔てて北方の蝦夷に備えたのであろう。
夏の初め、彼は城下に住むことを厭いて、半里隔てし、桂と呼ぶ港の岸に移りつ、ここより校舎に通いたり。
げに相模湾を隔てて、一点二点の火、鬼火かと怪しまるるばかり、明滅し、動揺せり。
芝生を隔てて二十間ばかり先だから判然しない。

「隔て」のオンラインでの例文

子供たちの賑やかな声が、廊下を隔てた子供部屋から聴こえてくる。
自分も負けず嫌いですし、個性豊かな同期が多い中、匠は俯瞰して見ながら、誰とでも分け隔てなく接する事ができる。
非常に崇高な人で周囲へは分け隔てなく接し、人にはとても愛される人だった。
感染症対策の透明なカーテンが舞台とか客席を隔てているので、ここからが舞台でここからが客席なんだなとかろうじて分かった。
生誕の地はボストンが中心都市であるマサチューセッツ州ケンブリッジ、ボストンとは川を隔てた対岸に位置する現在人口約10万人の都市である。
誰とも分け隔てなく接してくる諏訪が真山にとっては自己肯定を教えてくれる存在だった。

「隔て」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

差別几帳依怙贔屓仕切偏愛仕切りえこひいき間仕切中仕切間仕切り別け隔てパーティション

「隔て」の関連語句

社会統制社会的コントロール営造物構築物ストラクチャー構造体システム建造物工作物ストラクチャメカニズム営造建築結構建築物構造物建物機構

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