その程度の人に2年以上振り回されていた自分は
馬鹿だった。
ペルシャ軍麾下きかの部将パリスカスは、夢想的で陰鬱な田舎者であったため周囲の将兵から
馬鹿にされている。
もうそれは、いろんなところに聞いてまわり、そんなことも知らないのか!と時には
馬鹿にされながら、手探りでやってきました。
愚者は、万人に愚かだと
馬鹿にされようと、自身の求めるものを追い続ける。
その程度の人に2年以上振り回されていた自分は
馬鹿だった。
手探りで紐を拾う保己一を使用人たちが
馬鹿にして笑う中を保己一は裸足で帰った。