「お上流用」の例文

「お上流用」の書籍での例文

ただ鮨屋に鰻屋を兼ねた「お」の字亭のお上の話によれば、色の浅黒い、髪の毛の縮れた、小がらな女だったと言うことです。

「さあ、お上がんなさい」

結局は何事かしでかして、いわゆる『お上のお手数をかける』と云うことになるのです。

「あら、お粂ちゃん、お上がんなさい。

まだお上のお役をしてゐた時、あそこで日の入を見てゐたことが度々あるよ。

「畜生！　女郎屋のお上に、唇を喰いちぎられそこなった張宗昌が何だい！　妾ばっかし二十七人も持ってやがって！……かまうもんか。

「何だ、大津の定さんが来た？、ずんずんお上りんさいと言え！」先生の太い声がありありと聞えた。

喜「いや嗜きじゃア堪らねえ、ねエ殿様、此方へお上んなさい、長い刀を一本半分差して斯ういう家に上ると身体を横にしなければ這入れませんよ」

「まあ、正太さん、お上んなすって下さい」

「用というのは大概解って居ますが、色々話もあるから一寸お上んなさいよ。

　しかし静岡県は明治以降初めてお上が文化政策として本格的に演劇に取り組んだ例と言える。