ひょいと の例文

不図・ふいと 等の意味を持つ「ひょいと」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「ひょいと」の書籍での例文

それをひょいと曲ると、イキナリ眼前に展げられた異常な風景!
陽吉は、そうした気分を未だ充分に感じられずに、ひょいと手拭を湯槽に浸した。
ひょいと眼を高くあげると、両側の建物のおでこのところに、氷柱のようなものが白くつめたく光って見えるのだった。
そして格子戸を開けて、ひしゃげた帽子を拾おうとしたら、不思議にも格子戸がひとりでに音もなく開いて、帽子がひょいと往来の方へ転がり出ました。
この傾斜を上り切って、ひょいと顔を出すと、槍ヶ岳の大身の槍尖が、すいと穂を立てている、そうして白い雪が、涎懸けのように半月形をして、その根元の頸を巻いている。
通り越して、ひょいと向うを見ると、はしなくも目にうつったのは、「易断」と丸提灯に染めぬいた大道易者のささやかな屋台です。
朝も今、夜があけたばかり、——この寒いのに、こんな早く変な声がしたからにはもちろん伝六であろうと、ひょいとみると、伝六は伝六だったが変なやつでした。
不審に思って、のっそりと手を伸ばしながら障子をあけてひょいと見ると、
少しうろたえて、ひょいと中をのぞくと、まことに、かくのごとく胆が坐っていたのでは敵うものがない。
ひょいと玄関の格子戸へ手をかけようとすると、ふわりと煙のような影だ。

「ひょいと」のオンラインでの例文

彼は、周りにグラスが置いていないと、食器棚まで取りに行くのを面倒がって水切りカゴからひょいとお椀を掴み、それに水道水を注いでいた。
「椿ちゃん、遊ぼぉ!」「で、出たわね、雫!」椿に抱き着こうとする雫を椿はひょいとかわして威嚇した。
そんな時、M11への買い替え需要もあると思うのですが、ひょいと在庫が出回り、「どうせいつか買うことになるだろうし、遅いか早いかの違い。

「ひょいと」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

そっと端無く偶々不図ふとしてふと突としてたまさかついぱらりゆくりなくふわりやんわり思い掛けず忽ちついついひょい何となくなんとなく思わず俄然ふっとふんわり偶偶はからずもフンワリ図らずも忽然がぜん矢庭にひらり突然ふうわり頓に突如たまたまはらり直とふいとふわっといきなり

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