斎藤一座は女力士の数が多く、粒も技術も揃い、興行の手法に工夫があったから名声を博したが、女の日下開山となると、女相撲抜弁天大一座の花嵐に
まさる者はない。
海陸ともに交通の要点で、これに
まさるいかなる要点も有り得ない。
一昔前のフランスでは、こういう時に武器をとって決闘するという蛮風が行われたものであるが、かゝる蛮風にくらべれば、新風の
まさること、数千段である。
「わたくしは最後に『閲微草堂筆記』を受持つことになりましたが、これは前の『子不語』に
まさる大物で、作者は観奕道人と署名してありますが、実は清の紀※であります。
一方から云ふと聞きしに
まさる惨状であるが、また一方から考へると、これが当り前といふ気もする。
そして、私のこの書物から受けた印象から云へば、カザノヴァといふ人物は、聞きしに
まさる「痛快な男」である。
さてこそまことに天下一大事、この事件に
まさる大事件は有史五千年このかた記録にも予想にもなかったといえる。
立ち出でて聞くことならぬ、人の身を、虫もあはれと、鳴き
まさるらん。
竹田が刻意励精はさる事ながら、俗人を感心させるには、かう云ふ事に
まさるものなし。
そこで僕たちは、いくら驚歎してもしきれぬ国、人の住める地球上に今までに発見されたどんな地方にも
まさる美しいすてきな国に、吹き送られるかもしれません。