評議
まちまちの結果、ついにその殿堂の戸をあけて見ることになった。
町方では毒になるといったり、薬になるといったり、諸説
まちまちだ。
年の頃
まちまちな男たち、あはせて八、九人が、テーブルを中心に、思ひ思ひの姿勢で坐つてゐる。
雑誌「玄想」に連載され、ついで、養徳社から単行本として出版された当時、その反響は、意外に大きく、しかも、その性質は、
まちまちであつた。
それが洋服を着た男であるともいい、あるいは筒袖のようなものを着た女であるともいい、その噂は
まちまちであったが、結局とりとめたことは判らなかった。
ところが、家庭によっては、朝食が家人の都合で
まちまちになっている。
しかも駒の動きが
まちまちで入り組んでいるために、しくじりのチャンスはますます大きくなる。
だが、どの話も
まちまちで、それに就いては誰ひとり確かなことを語り得るものがなかつた。