ゴロツキで、バクチ打ちで、死を怖れ、生に恋々とし、世の誰よりも恋々とし、けれども彼等は愛国の詩人であった。
ところが一方、郡山千冬といふ先生は、足の方はひどく大きな毛脛で年中
ゴロ/\うるさく地球をひつかき廻して歩いてゐるが、首から上が消えてしまつて無いのである。
里の人も名のつけようがないような、どこにでも
ゴロ/\している山で、おまけに、その麓、入口のようなところで死に損ったのである。
ゴロ引や、引つ掛は別として鮎釣の正道を行くものは、食料問題を離れてない。
が、実際の探偵から見れば探偵小説の探偵ほど実在性の少いものはなく、これはかのフランスの名探偵
ゴロンが特に指摘した点である。
アメリカの特派員も中国記者も墺国貴族と自称する国際
ゴロもなかなかよく書けてゐる。
実業家といふと聞えが好いが近頃の奴は羽織
ゴロの方に近い。
ゴロ引や、引っ掛けは別として鮎釣の正道を行くものは、食料問題を離れてない。
与兵衛は早速駈け上つて行つてその親猿の手をソツと掴んで下へ三尺ばかり引摺りますと、山の上の方から土瓶のまはり程の大きな石が、
ゴロ/\と転つて来ました。
つまりおせいは、そのバラック飲食店で姉といつしよに、
ゴロツキのやうな客相手に酌婦めいたことをするのは厭だと云つて逃げて来たやうな訳なんだ。