一段と の例文

いやが上にも・なおいっそう・一倍・此の上とも・猶猶・尚又・層一層 等の意味を持つ「一段と」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「一段と」の書籍での例文

ただ船虫の影の拡ったほどのものが、靄に沁み出て、一段、一段と這上る。
僧都 一段とお見事じゃ。
古い雪の上に新雪が加わると、その翌る朝などは、新雪が一段と光輝を放って眩ゆく見える。
「この頃は笙も一段と上達致したであろうな。
宇治の大納言隆国「やれ、やれ、昼寝の夢が覚めて見れば、今日はまた一段と暑いようじゃ。
「打ち見たところいずれも二十七八の若者揃いのようじゃが、こうしてみると一段とまた馬術も勇ましい事よ喃」
僕は黙々としてその後につきしたがったが、階段を一つのぼるごとに、僕の心臓はまた一段とたかく動悸をうつのであった。
夏山図や浮嵐図に比べると、また一段と出色の作です。
ちょうど三月の初めのころであった、この日は大空かき曇り北風強く吹いて、さなきだにさびしいこの町が一段と物さびしい陰鬱な寒そうな光景を呈していた。
殊に其の時代の相をはつきり知つてゐたならば、其の器物に對しての鑑賞が、一段とはつきりしてきて、其の時代と共に呼吸することが出來る。

「一段と」のオンラインでの例文

予報によりますと、今冬はラニーニャ現象により、一段と寒い冬になるらしいです。
みんな立ち上がった後、手拍子は一段と大きくなった。
歌声、表現の幅がまた一段と広がったような印象を受けました。
何だか今日は、一段と寒い気がします。
間違って飲み込んでしまう「誤嚥」はもちろんのこと、あっちこっち舐めてしまうので衛生面の配慮も一段と強化しようと思います。
私の喜ぶ姿を確信しているのか、祖母は平生よりもまた一段とにこやかだった。

「一段と」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

猶猶層一層もっとさらによりぐっと更に尚尚一層猶も尚も

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