綜合雑誌の空虚にして
不健全、しかも狂的に情熱的な好学精神が、おのづから文学を歪めてきたに相違ない。
藤村の「新生」の問題、叔父と姪との関係は問題自体は
不健全だが、小説自体は馬鹿々々しく健全だ。
この世界にとって、まことの苦悩は、
不健全であり、不道徳である。
やはり今までの
不健全なものと絶縁するといふ態度で行かねば、これからの健全な文化は作つて行けないのではないかと思ふのです。
近来のアメリカ文明といふものが、文化的に見て甚だ
不健全であり、また同時に文化的に見て低位であるといふことは、殆ど世界の輿論であります。
宇宙が明瞭に見られるならば、社会もまた明瞭に見られ、そしてその
不健全性も明となって、排除されるだろう。
いつか誰かは「色彩のある夢は
不健全な証拠だ」と話していた。