と同時にまた別荘番が一言もこの客来を取次がないのも
不審だった。
が、その間に朋輩は吉助の挙動に何となく
不審な所のあるのを嗅ぎつけた。
よしまた、「じゃぼ」の成り立は、さる事なりとするも、汝がこれを以て極悪兇猛の鬼物となす条、甚以て
不審なり。
」と、きめつけると、車掌も
不審そうな顔をして、「大勢さんのように思いましたが。
おどろきながら小者が、
不審にたえないといったように首をかしげましたものでしたから、早くもその烱眼のピカピカとさえたものは名人右門です。
だから、家光公がけげんな顔をあそばして、かたわらにさし控えていた松平伊豆守を顧みながら、
不審そうに尋ねました。
予は二三
不審の廉を挙げて著者其人に質問せんと欲す。
その時彼は葉巻を啣へて、洋服の膝に軽々と小さな金花を抱いてゐたが、ふと壁の上の十字架を見ると、
不審らしい顔をしながら、