然しお前の考へは明らかに
不遜な誤魔化しを犯してゐる。
あまくないのはお前の考への中でだけだ、
不遜な頭の中でだけだ。
痩せ男はこの着物の中に、傲慢
不遜なあぐらを掻くと、恬然と煙草をふかし始めた。
「なんの、三日や五日のことが」と、大納言は天女の悲しむありさまを見て、満悦のために、
不遜な笑を鼻皺にきざんだ。
さうでなければ、私はあまりに
不遜の譏りを免れないであらう。
それがきわめて
不遜の態度で嘲笑ってでもいるようである。
勿論其爭ひが、今再びせられるのだといへば、或は
不遜に聞えるかも知れません。
吾が友といつては少し
不遜に當るかも知れないが、先づ友達といふことにして、淡島寒月といふ人は實に稀有な人であつた。