「なる程、
俊良殿の云われる通り、それが宜しかろう」と若侍は賛成した。
子規居士は
俊邁の材により、頗る引き緊つた調べを好んだ。
俊頼などが口語を取り容れてゐる、というたところで、名詞に止つてゐるので、一つの短歌の全体の発想には、大した影響を持つてゐないものである。
蛇笏君の書は予想したように如何にも
俊爽の風を帯びている。
何でも奇
俊王家郎と称されたと云うから、その風采想うべしである。
天皇は之を御覧じて、異朝は知らず我が国に、かかる
俊馬の在るを聞かぬ、其の吉凶如何と尋ねられた。
宗
俊は、了哲の方を見むきもせずに、また煙草をつめた。
「馬鹿!
俊や美津のことなど言うなっ! 黙っていろ!」
それから又好きならば、御姉様がきつと骨を折るから、
俊さんの所へ行けとも仰有いました。
現に今度の高野參詣も、出掛けの前夜になつて、もの/\しく、異見を言つて來た
俊西入道があつた。