私の連れというのは、例の有名な
勇猛密偵の白木豹二のことだ。
勇猛にして無欲清浄にして器量大、廉直にして隠すところなく、明敏にして能く察し、慈恵にして下を育す、好みて忠諫を容るる等、その善き所なり」と云った。
勇猛心というよりか、敢為の気象といったほうがよかろう。
然りと雖も、其一半は兀兀三十余年の間、文学三昧に精進したる先生の
勇猛に帰せざる可からず。
それは今まで何人も、この
勇猛な部落の長から、受けたことのない待遇であつた。
この習慣は信じられぬほど安易への誘惑を導くものであり、もはや独立して思索したり、研究したりする労作と
勇猛心と野望とにたえがたくするものである。
坦々たる古道の尽くるあたり、荊棘路を塞ぎたる原野に対て、これが開拓を勤むる
勇猛の徒を貶す者は怯に非らずむば惰なり。
二三 彼等は靜慮し、堅忍し、常に
勇猛に、聰慧にして無上安穩の涅槃を得。