或場処は路が対岸に移るようになっているために、
危い略※が目の眩くような急流に架っているのを渡ったり、また少時して同じようなのを渡り反ったりして進んだ。
ところがその旧領は、現在光秀の所領なので、三年の裡には、自分の位置が
危いことを知って、反逆の意を堅めたと云う説。
「そんじゃ、支那人は、
危いから逃げだしてしまったんだな?」
自分はその辺りに転っている鉋屑を見、そして自分があまり注意もせずに煙草の吸殻を捨てるのに気がつき、
危いぞと思った。
「あれに出喰わしたら、こう手綱を持っているだろう、それのこちら側へ避けないと
危いよ」
併し世の中が変ろうというところへ生れあわせたので、生れた翌年は上野の戦争がある、
危い中を母に負われて浅草の所有地へ立退いたというような騒ぎだったそうです。