ほッと息をすると、びょうびょうと、頻に犬の
吠えるのが聞えた。
わが家の犬は十何貫もある奴だから、その
吠える声もものすごい。
はじめてコリーを散歩に連れだした当座は、よその犬が自分に
吠えると、どういうワケで吠えられるのか理解に苦しむという顔をする。
ここで水を飲もうとすると、犬が盛に
吠える、「誰だあ、やい」戸の中から寝ぼけ声が聞える。
続けて啼けば、その声をしるべに尋ね寄ることも出来るのであるが、その嘶くような
吠えるような声は、最初から終りまで僅かに三声か四声である。
白は余りの恐ろしさに、思わず
吠えるのを忘れました。
無総寺の寺男の話によると、夜なかに門前で頻りに犬の
吠える声を聴いたというのである。
ほツと息をすると、びよう/\と、頻に犬の
吠えるのが聞えた。