それよりはもつと下々の事まで御考へになる、云はば天下と共に楽しむとでも申しさうな、大腹中の御
器量がございました。
おたねがなんぼ
器量よしでも、家には金がないんやけにな。
玄鶴が彼女を貰ったのは彼女が或大藩の家老の娘と云う外にも
器量望みからだと云うことだった。
勇猛にして無欲清浄にして
器量大、廉直にして隠すところなく、明敏にして能く察し、慈恵にして下を育す、好みて忠諫を容るる等、その善き所なり」と云った。
これはお松さんと云って、
器量は到底お君さんの敵ではない。
開墾地一帯の地主、狼のような痩躯の藤沢が、開墾場一番の
器量よしである千代枝を伴れて、札幌の方へ帰って行くのだった。
一つ違いの義弟と二つ違いの義姉がいて、その義姉が
器量よしだと子供心にも判った。
それよりはもつと下々の事まで御考へになる、云はば天下と共に樂しむとでも申しさうな、大腹中の御
器量がございました。
この奥様はお隣屋敷浮田中納言様の奥様の妹御に当らせられ、御利発とは少々申し兼ね候へども、御
器量は如何なる名作の雛にも劣らぬほどに御座候。
そう云って莞爾笑うのさ、
器量がえいというではないけど、色が白くて顔がふっくりしてるのが朝明りにほんのりしてると、ほんとに可愛い娘であった。