前者は同一性に基くものとして単に量的関係に還元され得るのに反して、後者は類似性の
基礎に質的関係を予想しているためであろう。
「モップル」(赤色救援会)が、「班」組織によって、地域別に工場の中に直接に根を下し、大衆的
基礎の上にその拡大強化をはかっている。
故に我が輩はこの論文に於て、主として歴史上の事實を
基礎として、支那民族の文弱で保守であることを證明せようと思ふ。
この南北の區別を
基礎として、歴史上より南支那開發の蹟をたづぬることは、可なり興味深い問題と思ふ。
過去を離れた現在の事情のみから歸納した斷案は、
基礎が薄弱を免れぬ。
唯一の道はいかなる条件にもせよ一旦戦争を終結させて、科学に
基礎を置いた国力の充実を計り、三十年五十年後の機会を覗うこと以外にはあるまいと思う。
「……山腹は頗る傾斜が急で、おまけに巨巌はわだかまり、大樹が茂って、時には数百メートルも下って工事の
基礎地点を発見しなければならない。
社会共同態の観念もわれと汝と彼とをひとつの全体として、生を与うる絶対に帰一せしむる
基礎なくしては支えがたい。
間接の努力は準備の努力で、
基礎となり源泉となるものである。