太初、大
塊は恐らく人間の望を充たす為に造られたものであつた。
一九三九(昭和十四)年 雑誌『
塊』に参加し、長編詩「託児所をつくれ」(五月号)、「諷刺大学生」(八月号)などを同誌に発表。
ところが、ここではそれも出来ないというのは、主峰をつつむ常住不変の大雲
塊があるからだ。
じつに博士は、一
塊の宇宙塵として天空にその姿を消されたのであった。
が、冷澄な空気の底に冴え冴えとした一
塊の彩りは、何故かいつもじっと凝視めずにはいられなかった。
だがその二十人ほどは道側の生垣のほとりに一
塊りになって、何かしゃべりながらも飛びまわることはしないでいたのだ。
昆布岳の斜面に小さく集った雲の
塊を眼がけて日は沈みかかっていた。
「大理石の
塊で彫ってもらいたいものがある、なんだと思われます、わが党の老美術家」、加藤はまず当たりました。