そのうへ体格がのび/\と
大柄なせゐか、どことなく寛大な鷹揚な風格があつて、一見犯しがたい味と品位とがほのみえることもあつたのである。
晩のお菜に、煮たわ、喰ったわ、その数三万三千三百さるほどに爺の因果が孫に報って、渾名を小烏の三之助、数え年十三の
大柄な童でござる。
一番隅の方へひっこんでいた僕の前へ、紺絣の着物を着た、
大柄な、色の白い、若い人が来て坐った。
両親が年老いてから生れた一人娘なので大事にし過ぎるせいもあり
大柄の身体の割合いに生気が無く、夢見るような大きな瞳に濃い睫毛が重そうにかぶさっている。
美木という生徒は、
大柄な水々しい少女で、どこの女学校にもきまって二、三人はいる早熟組の一人だった。
文字春は今年二十六で、女としては
大柄の方であった。
藍鼠の
大柄のスボンの、このゴルフの服は些か華美過ぎて市中は歩かれなかつた。
大柄だけれども肥つては居らぬ、ならば袴でも穿かして見たい。