第一のオービユルンは掘つて掘つて、遂に
宝の入れてある石棺を一目見た。
この木のうちには珍しい
宝がございまして、上手な職人に伐らせれば、必ずその
宝が見いだされます。
ただ行長は桂月香のこの
宝鈴も鳴らないように、いつのまにか鈴の穴へ綿をつめたのを知らなかったのである。
俗人を教ふる功徳の甚深広大にしてしかも其勢力の強盛宏偉なるは熊肝
宝丹の販路広きをもて知らる。
王子 なるほど、そう云う
宝なら、喧嘩をするのももっともな話だ。
半七老人は天保版の道中懐
宝図鑑という小形の本をあけて見せた。
店員が新しくそこに並べ直したがらものの中から、緞子のすばらしい一本を選び出すと、
宝の小づちを背負ってでもいるような顔つきで尋ねました。
宝相華と花喰鳥の図模様で飾られた表紙を開くと、法水の眼は忽ち冒頭の一章に吸い付けられて行った。