そこで折にふれて妙覚寺へ
寄進などもするようになり、今後とも南陽房をよろしくと礼をつくすから、寺でも南陽房を大切にする。
すると脱税や使役をのがれるために戸籍をごまかしたり、逃亡をやり、税のかゝらぬ寺領や貴族領へのがれたり、または私田を
寄進したりする。
彼は門脇の
寄進札の劈頭に、あだかもこの寺門の保護者のやうに掲げ出されてある自分の名を、出来るだけ見まいとした。
この信者のなかで工面のよさそうな奴を奥座敷へ引き摺り込んで、どう誤魔化すのか知らねえが、多分の金を
寄進させるという噂だ。
それ故にこれ等の異變がある度に、奉幣使を遣して祭祀を行ひ、或は神田を
寄進し、或は位階勳等を進めて神慮を宥め奉るのが、朝廷の慣例であつた。
眞間下に鈴木院を建て(後、龜が眞間の井から出たので今の龜井院に改む)眞間山弘法寺を信仰し、檜御殿を寄付し、立派な石段を
寄進した。