四級にすすむと鳥類や虫類——それから山水、樹木、
岩石という風にこみ入ったところを描き、最後に一級になると人物画になるといった階段を踏んで卒業する訳です。
即ち永久に地殻の一部を作っているので、地質学者は雪を
岩石の部に編入しているほどである。
黒雲はついに、全連峰をのみ、大烈風は万年雪をひらひらと吹きとばし、山ばなから
岩石をもぎとった。
山高くして月小なり、猛虎一声山月高し、など申しますが、猛虎を放つて咆吼せしむるには
岩石突兀たる山に限るやうであります。
普通人にも認められる方が、都合のよい処から、さうした
岩石が、人の形や、人の顔を備へてゐる様に考へて行くのです。
その上に、ここは私が前に見たよりも荒涼陰惨というべき場所で、両側には峨峨たる湿っぽい
岩石ばかりがあらゆる景色をさえぎって、わずかに大空を仰ぎ観るのである。
また径の縁には赤土の露出が雨滴にたたかれて、ちょうど風化作用に骨立った
岩石そっくりの恰好になっているところがあった。
昔、大地が陥落して瀬戸内海ができるとき、陥落し残った土地だから土台は
岩石である。
とたんに爆音が耳に割れて、
岩石が飛び散り、もう和歌山県出身の村上音造はじめ五人が死んでいた。
岩石で恐ろしくごつごつした不毛な島で、一群の黒い岩がその周囲に点々として散在している。