活動から歸つて來ると、「義侠のらつふるず」といふ風にノートへ
役割からシナリオから何から何まで書き入れる、——そんな熱心さだつた。
「わたくしは宋代の怪談総まくりというような
役割でございますが、これも唐に劣らない大役でございます。
昔も今も変りなく燦然と輝くあの南十字星がそんな
役割を勤めたかと思ふと、ただ単に美しいと鑑賞するだけでは済まないやうにさへ思ふ。
更に、また、私たちは、あらゆる運動の、殊に、かの社会革命の、極く小さな
役割を演ずることで満足しよう。
そこで、われわれ文学者は今、いかなる時代に生き、いかなる
役割を演ずべきかが問題となるのである。
就中その雰囲気を知らしむることが、重要なる
役割である。
○いちいちの
役割について、今、あの時の印象を述べることは無駄な気がする。
そのときの狂言は「天一坊」の通しで、初代左団次の大岡越前守、権十郎の山内伊賀之助、小団次の天一坊という
役割であった。