弥次郎の縁者知己はその転宗を
怪しまず、遠く海外を遍歴した勇気を賞讃。
既に斯くの如しとせば、予等独自の眼光を以て万象を観んとする芸術の士の、梅花に好意を感ぜざるは必しも
怪しむを要せざるべし。
当時の恒藤に数篇の詩あるも、亦
怪しむを要せざるべし。
ぼくをちょいと見た者は、どこを押せばそんな嘆きの音が出るのかと
怪しむだろう。
時は正月、殊にこの暗い夜ふけに蝶の白い形を見たのであるから、娘たちが
怪しむのも無理はなかった。
かれを
怪しむらしい町内の犬の声もだんだんに遠くなって、表はひっそりと鎮まった。
然れども自ら顧みる時は、何が故に我のみは天地の美に動かさるゝことの少なきかを
怪しまずんばあらず。
各社代表が、利益から離れられないのは、むしろ当然すぎることであつて、少しもこれを
怪しむ理由はない。