憂惧 の例文

憂惧 の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→憂い

「憂惧」の書籍での例文

基督いわずや、わが天に在す父の旨を行う者はこれわが兄弟わが姉妹わが母なりと、人誰か父母なきを憂いん。
八月になると旱つづきで、さなきだに水に乏しいここら一帯の居住者は、水を憂いずにはいられなくなった。
併し警視庁の命令によって、釜前は石造または煉瓦作りとなったので、出火の憂いは頗る減少した。
然し、私にとっては、はじめて見た顔ですけれど、明かに、はげしい憂いの表情が読まれました。
幸いこの暴風雨では、誰にきかれる憂いもない。
三年の後呉先生の帰朝されて再たび面会された時、相互のその喜びその憂い誠に如何であったろうか想像に余りあることである。
「ああ、貴女が河内園長のお嬢さんのトシ子さんでいらっしゃいますか」帆村は夕刊で、憂いに沈む園長の家族として令嬢トシ子(二〇)の写真を見た記憶があった。
憂いの眉を持ったこの乙女の、声は清らかに、鈴を振るようであった。
悲しみ、ほほえみ、喜び、憂い、その場その場により、その時その時に従って、無限の表情が流露して尽くるところがありません。
さて俗語に苦は楽の種、楽しみ極まって憂いありと申しますが、苦労をなすったお方でなければ只今、お楽になって入らっしゃるものはございません。

「憂惧」のオンラインでの例文

頬がふっくら上がり、笑顔がかわいらしく、横顔は憂いを帯び、老いてもなお色香を漂わせる口もと。
曇天の下の紅葉って、いい感じの憂いがあるんですね!今まで、気づかなかったです。
それで、専業主婦というお立場を、憂いておられるのだと思います。
清居演じる八木さんは、美しさもさることながら、キング感や少し憂いのある感じがバッチリはまっている気がします。
あたし、憂いを帯びた可憐な女の子。

「憂惧」の関連語句

患い憂虞鬼胎懸念憂い心配煩慮不安患え畏れ煩い憂え憂慮物案じ

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