夜があけると、一ねむりして、日暮れに目をさますと、また酒を
所望し、あげくにはバクチをはじめる。
そして
所望されるままに曾根崎新地のお茶屋へおちょぼ(芸者の下地ッ子)にやった。
この忠直が御先を
所望してあったを、お許されもせいで、左様な無体を仰せらるる。
その中にある時、政秀の長男に五郎右衛門というのがあって、好い馬を持って居たのを、馬好きの信長見て
所望した処、あっさりと断られてしまった。
その仕合には、越中守綱利自身も、老職一同と共に臨んでいたが、余り甚太夫の槍が見事なので、さらに剣術の仕合をも
所望した。
何と、皆のもの、迷惑ながらこの
所望を叶えてくれる訳には行くまいか。
「懐疑は悲観の児なりサ、彼女芳紀既に二十二—三、未だ出頭の天無しなのだ、御
所望とあらば、僕聊か君の為めに月下氷人たらんか、ハヽヽヽヽヽ」
併し、名に負う天下人が、一旦
所望したからは、いかに宗湛が強情でも遂には命に従わなければならない。
右様の儀は、日頃御信仰の泥烏須如来に御頼みあつて然る可く、もし、たつて私、検脈を
所望致され候上は、切支丹宗門御帰依の儀、以後堅く御無用たる可く候。
しかし酒がまはり出すと、彼の
所望する通り、甕の底を打ち鳴らして、高天原の国の歌を唱つた。