とうとう盛姫は甥の家定に、鐘愛
措くところを知らない七面鳥をまきあげられてしまった。
一、かういふ女性がかういふ事業にこれほどまでに一身を献げてゐるといふ驚異的な事実はまづ
措くとして、
霊界通信なるものは、純真なる媒者の犠牲的行為によってのみ信を
措くに足るものが得らるるのであって、媒者が家庭的であるか否かには、大なる関係がなさそうである。
わけても、この「白蟻」は、巧拙はともかく、私としては、愛惜
措く能わざる一つなのである。
半二 (よんどころなく筆を
措く)二月ももう末になりましたから一日増しに春めいて來るやうです。
その広告宣伝の狂態は姑く
措くも、後代に貽すと誇称する全集が其編集に万全の用意をなしたるか。
今のごとくにして彼と此とを一列に
措くが慣ひとしもなりなば、啻に詩風の醇なるべきを※すの惧あるのみならず、悪趣味を布くの媒たらざらんや。
それあもう、金輪際誑らかさずに
措くものぢやない!……さて、それに就いて、こんな話がある。