ことに心臓が可なりに衰弱して居て、一日も早く妊娠を
中絶しなければ、母体がとても分娩まで持つまいと思われました。
安政に雷門の焼け失せしまでは売りをり、後久しく
中絶の処、十余年前よりまたまた地内にて売るを見る。
私は今まで、全部の完成を見ぬうちに発表した長篇は、すべてが
中絶という運命にあった。
外来の風習を輸入するには、必在来のある傾向を契機としてゐるので、此が欠けてゐる場合には、其風習は
中絶すべき宿命を持つてゐるのである。
夜が更けるにつれて胴慄いが出て来たので、帆村荘六は客の話をしばらく
中絶して貰って、裏庭までそだを取りに行った。
而も十分の一位で
中絶して居るのは、甚だ惜むべきことである。
この運動は、大正八年の帝劇における「信仰」同十一年の本郷座における「夜の宿」の部分的上演をもって、一たん
中絶したかの観がある。
セイヤーの著述は一八六六年に始められて、一八九七年トリエステにおける著者の死によって
中絶した。