但、二人の間には、かなりの時の
隔たりはあるが、要点はまづ変化の無かつたものと見られる。
つまり戯曲と演劇との間に当然つけなければならない
隔たりが会得されてゐなかつたのである。
かういふところに、抑も、お互は、想像にあまる
隔たりを感じさせられてゐるやうです。
それは、つまり、私の眼が紀州人に向けられる時、あまりに
隔たりをおきすぎるといふことである。
講帷の舊物、卷帙空しく存し、蒿里の新歌、幽明長へに
隔たりぬ、嗚呼哀哉。
別荘と畑一つ
隔たりて牛乳屋あり、樫の木に取り囲まれし二棟は右なるに牛七匹住み、左なるに人五人住みつ、夫婦に小供二人、一人の雇男は配達人なり。
滿都の電燈の光、七八里
隔たりても、斯ばかり明かに見ゆる也。