十八貫のころゆっくり登っても息ぎれがして頂上へ登りつめると目まいがした山へウバ車を押して
一息に登ることも犬と一しょに走って登ることも平気になった。
この十七の娘が大変な酒飲みなのである、グラスのウヰスキーを必ずぐいと
一息で飲むのである。
……これだと、ちょっと歩行いただけで甲武線は東京の大中央を突抜けて、
一息に品川へ……
彼は後を振り返って如来の来ないのを確かめた上、始めてほっと
一息した。
酔った方の男はひどく相手の言ったことに感心したような語調で残っていたビールを
一息に飲んでしまった。
経には江戸三百年の風流を呑却して、万変自ら寸心に溢れ、緯には海東六十州の人情を曲尽して、
一息忽ち千載に通ず。
すると汽車は堤の上をどつと
一息に通りすぎながら、何度も鋭い非常警笛を鳴らした。
トロツコは最初徐ろに、それから見る見る勢よく、
一息に線路を下り出した。
ズボリと踏込んだ
一息の間は、冷さ骨髓に徹するのですが、勢よく歩行いて居るうちには温く成ります、ほか/\するくらゐです。