自分たちはこれからこの涸沢のカールの底にある、自分たちにはもう幾晩かのなつかしい
憩いと眠りのための場所であった、あの岩小屋へと下りてゆくところだった。
——樹島は背戸畑の崩れた、この日当りの土手に腰を掛けて
憩いつつ、——いま言う——その写真のぬしを正のもので見たのである。
公園の茶店に、一人静に
憩いながら、緋塩瀬の煙管筒の結目を解掛けつつ、偶と思った。
杖は※状の自然木なるが、その曲りたる処に鼻を凭たせつ、手は後様に骨盤の辺に組み合せて、所作なき時は立ちながら
憩いぬ。
ちょうど今頃の冬の季候には、猫たちにとっては実によい
憩い場所であるらしい。