全然女性なるものを知らない理想主義風に尊
敬するものもあれば、変態的の性格から女性にへりくだるものもある。
女同士の小心さや不愉快など経験して、此頃は男の偉さといふものに対して尊
敬する気持ちになつて居ります。
内田百間氏は夏目先生の門下にして僕の尊
敬する先輩なり。
突きとばされるのを予め待っていて、突きとばされると、とたんにこっちの懐中物を失
敬する油断のならぬ客がいるからね。
で、自然と同窓生もこの人を仲間はずれにはしながらも内※は尊
敬するようになって、甚だしい茶目吉一、二人のほかは、無言の同情を寄せるに吝ではなかった。
我等の尊
敬するイギリスさえ統制主義國家となり、アメリカまた自由主義を標榜しつつ實質は大きく統制主義に飛躍しつつある。
しかしどちらも同様に尊
敬するなどと云ふことは、——これは勿論断らずとも、当然中村君も同感であらう。
僕の尊
敬する東洋趣味は、(前の東洋種と混合してはいけない)人麻呂の歌を生み、玉※の蘭を生み、芭蕉の句を生んだ精神である。
けだし氏は真に貧乏根治の必要を理解せる大政治家の一人として、著者の平生最も尊
敬するところ。