※底本は、物を
数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
江戸を出るときに用意した百両に近い大金も、彼が赤間ヶ関の旅宿で、風邪の気味で床に就いた時には、二朱銀が
数えるほどしか残っていなかった。
のみならず信徒も近頃では、何万かを
数えるほどになった。
犬を好まない文学者にゲエテとストリントベルグとを
数えることを愉快に思っている一人だった。
昔は蔵前の札差とか諸大名の御金御用とかあるいはまたは長袖とかが、楽しみに使ったものだそうだが、今では、これを使う人も
数えるほどしかないらしい。
※底本は、物を
数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
そして彼女は、まるで飯粒を
数えるように、飯粒の上に、箸の上に、小さな動作を繰り返した。
※底本は、物を
数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
僕は小学校を卒業したばかりで十五歳、月を
数えると十三歳何ヶ月という頃、民子は十七だけれどそれも生れが晩いから、十五と少しにしかならない。
一人一人の手にある骨牌の揃え方を考え、ときどき持主が一枚一枚を眺める眼つきから、一つ一つの切札や絵札を
数える。