「明かし」の例文

「明かし」の書籍での例文

彼も最早堪らず、震えながらにとうとう夜を明かしたとの事である。

一夜をここで明かして、翌日は朝から大変な雨であった。

彼はこのままむなしく還らないと決心して、病いと称してここに軍を駐め、毎日四方を駈けめぐって険阻の奥まで探り明かした。

種を明かして仕舞えば何でもないが、兎も角も「飯粒ノ附着セサル弁当箱ハ特許スヘキモノトス」は愉快な文句ではないか。

名前ですか？　名前は、——さあ、それは明かして好いかどうか、わたしにも判断はつきません。

初対面ながら甚だうちとけて、女は自分の身の上を明かした。

——さう云へば今年の春、上海の競馬を見物かたがた、南部支那の風光を探りに来た、若い日本の旅行家が、金花の部屋に物好きな一夜を明かした事があつた。

毎日何でもない会話をして、どうでもないつまらないゲームで夜を明かしたり、そんな仕方のない日々を私は愛していた。

カタさんの記者会見でも、選手起用や采配の意図など明かしていただきました。

思い切って小瀧先生に聞いてみると「実は私も違和感を持ちながら指導していたんです」と、本音を明かしてくれた。

クローズは障害がない人と同じように、障害を打ち明けずに働くことであり、オープンは文字通り障害について明かして面接を受けることです。

倉田院長は「いったん克服したと思っても、また手を出してしまう人も多いんです」と明かします。

試合直後のインタビューでは「1位こそ取れなかったものの、下位にならない立ち回りを意識した」と、思惑通りの展開だったことを明かした。